FDI Notation, teeth's quadrants
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FDI歯式世界標準の歯 numbering システムを解説

歯科治療の現場では、どの歯について治療を行うかを正確に伝えるための共通言語が必要です。その世界的な標準となっているのが、FDI世界歯科連盟(FDI World Dental Federation)が策定した「FDI歯式」です。このシステムは国際標準化機構によってISO 3950として認定されており、世界保健機関(WHO)でも採用されています。

アメリカなどで使われるユニバーサル・ナンバリング・システム(UNS)などの例外を除き、世界中の多くの国々でこの表記法が利用されています。歯科医師が患者さんと向き合った時の視点(歯科医師視点)に基づいているため、患者さんの右側がチャート上の左側に配置されるのが一般的です。

FDI Notation, teeth's quadrants

Key Facts

  • 国際標準:ISO 3950として規格化されており、世界的に最も普及している歯式である。
  • 2桁表記:「象限番号」と「歯の番号」の2つの数字を組み合わせて1本の歯を特定する。
  • 適用範囲:永久歯だけでなく、乳歯( deciduous teeth)にも専用のコードが割り当てられている。
  • 視点:基本的に歯科医師から見た方向で定義される。

FDI歯式の構造と仕組み

FDI歯式では、1本の歯を「どのエリア(象限)にあるか」と「中心から数えて何番目か」という2つの数字で表現します。混乱を避けるため、特にUNSなどの他システムと区別したい場合には、2つの数字の間にドット(.)を挿入することがあります。

1. 象限(クアドラント)の指定

口の中を4つのエリアに分け、歯科医師から見た時計回りの順に番号を割り振ります。永久歯と乳歯で番号が異なります。

  • 永久歯:1(右上)、2(左上)、3(左下)、4(右下)
  • 乳歯:5(右上)、6(左上)、7(左下)、8(右下)

2. 歯の番号の指定

正中(前歯の中心)から外側に向かって1から順に番号を振ります。

  1. 中切歯(central incisors)
  2. 側切歯(lateral incisors)
  3. 犬歯(canines)
  4. 第1小臼歯(永久歯)/ 第1乳臼歯(乳歯)
  5. 第2小臼歯(永久歯)/ 第2乳臼歯(乳歯)
  6. 第1大臼歯
  7. 第2大臼歯
  8. 第3大臼歯(親知らず)

例えば、「13」というコードは「永久歯の右上(1)の3番目の歯(犬歯)」を指し、「32」は「永久歯の左下(3)の2番目の歯(側切歯)」を意味します。

X-ray of the teeth and jaw showing the normal permanent teeth. The last two teeth on the patient's left (the dentist's right), 28 and 38 - the maxillary and mandibular third molars (popularly the upper and lower wisdom teeth) are severely impacted.

歯種別の詳細データ

各歯の名称と、一般的に見られる根の数は以下の通りです。これにより、レントゲン診断や治療計画において迅速な特定が可能になります。

FDI歯式における歯種と根の数
歯種(名称) 永久歯コード 乳歯コード 一般的な根の数
中切歯 11, 21, 41, 31 51, 61, 81, 71 1
側切歯 12, 22, 42, 32 52, 62, 82, 72 1
犬歯 13, 23, 43, 33 53, 63, 83, 73 1
第1小臼歯 / 第1乳臼歯 14, 24, 44, 34 54, 64, 84, 74 上顎: 2 / 下顎: 1
第2小臼歯 / 第2乳臼歯 15, 25, 45, 35 55, 65, 85, 75 1
第1大臼歯 16, 26, 46, 36 - 上顎: 3 / 下顎: 2
第2大臼歯 17, 27, 47, 37 - 上顎: 3 / 下顎: 2
第3大臼歯(親知らず) 18, 28, 48, 38 - 上顎: 3 / 下顎: 2
Comparison of alphanumeric notation, Palmer notation, ISO 3950 (FDI) notation, Universal Numbering System, and paleoanthropology notation

Frequently Asked Questions

FDI歯式と他の表記法(UNSなど)の違いは何ですか?

FDI歯式は2桁の数字で象限と位置を特定しますが、アメリカで主流のユニバーサル・ナンバリング・システム(UNS)は、全歯に1から順に一連の番号を割り振る方式です。FDIは国際的に汎用性が高く、乳歯と永久歯の区別が明確であるという特徴があります。

なぜ「歯科医師視点」で番号を決めるのですか?

歯科医師が患者さんの正面に立った状態でチャートを確認するため、視覚的な直感性と一致させるためです。そのため、患者さん自身の右側は、チャート上では左側に表示されます。

歯の番号はどのように決まりますか?

永久歯と同様に中心から外側へ数えますが、象限番号に5から8を使用します(右上:5、左上:6、左下:7、右下:8)。乳歯には小臼歯がないため、4番目と5番目の歯は大臼歯としてカウントされます。

コードの間にドットを入れるのはなぜですか?

例えば「11」という表記が、FDI歯式の「右上中切歯」なのか、あるいは他のシステムでの「11番目の歯」なのかを明確に区別し、誤診や記録ミスを防ぐためです。

References

  1. FDI Two-Digit Notation Archived 2007-04-01 at the , hosted on the FDI World dental Federation Archived 2007-07-18 at the website. Page accessed April 1, 2007.
  2. ISO (International Organization for Standardization). "ISO 3950:2016". ISO 3950:2016 Dentistry — Designation system for teeth and areas of the oral cavity. Retrieved 2023-03-10.
  3. ISO 3950:2016 Dentistry — Designation system for teeth and areas of the oral cavity

📸 フォトギャラリー

FDI Notation, teeth's quadrants
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